データサイエンティストの仕事内容と年収は?

仕事内容と年収

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年収1,000万円以上になることも!?データサイエンティストの仕事と年収

データサイエンティストの仕事

近年大きな注目を集めているデータサイエンティストの仕事は、企業が収集した利用者の行動などに関するビッグデータの活用です。データサイエンティストは、収集したデータを蓄積してビジネスに活用できるようわかりやすい形へと変換します。分析に使用するデータはできる限り多く収集したほうが、より踏み込んだデータ分析ができます。
データの蓄積にはデータベースというものが使用されます。データベースは容量がそれぞれ異なりますが、ビッグデータを扱う場合には大量のデータを蓄積できるデータベースを選択する必要があります。HadoopやBiqQuery、TeraDataなどのデータベースは、ビッグデータの蓄積に適しているとされるデータベースです。データベースは用途によってそれぞれ向き不向きがあるため、データサイエンティストがデータベースを最適な状態に整えます。
データベースに蓄積されたデータを分析したら、誰が見てもわかりやすい形で可視化する作業を行います。この際に使用されるのがBIツールです。BIツールを使用すると、データサイエンティストが分析したデータを画面上に表示できるようになります。分析後のデータの見せ方にデータサイエンティストの技量が出るため、いかに見やすく使いやすいデータに仕上げるかも重要な要素となります。
提供されたデータは企業が経営戦略を立てるために用いられることになりますが、データをどのように活用するかはそれぞれの企業によって異なります。データサイエンティストが提示したデータ分析の結果が経営戦略を大きく左右する可能性があることから、ハイレベルなデータサイエンティストは市場でも高く評価されています。

データサイエンティストの年収

データサイエンティストの平均年収はおよそ650万円といわれています。企業によって年収には違いがあるものの、他の職種と比べて高い水準です。スキルが高いほど、年収も高くなっていくのが一般的です。高いスキルを持つデータサイエンティストを募集している企業などでは、年収が1,000万円以上になることもあります。企業が求めている条件にマッチする人材であれば、新卒であっても年収1,000万円を超える条件を提示されることがあります。データサイエンティストの数は全国的にまだ少ないため、実務経験豊富な人材を見つけるのはたとえ大企業でもかなり困難な状況です。そのため、豊富な実務経験ではなく、データサイエンスの知識量やスキルの高さで採用の可否を決める企業も多くなっています。