活躍できる場所
輝ける舞台を知ろう!データサイエンティストが求められる業界や会社とは
需要がある業界
データサイエンティストが働く業界は、ITや製造メーカー、金融などが挙げられます。多様な業界からニーズがあるのに対して、データサイエンティストの人材は足りず需要が高まっています。企業規模もさまざまで、大企業にとどまらず中小企業やベンチャー企業も求人を出しています。それぞれの会社によって仕事内容は大きく変わり、求められる能力も変わります。「どういったデータサイエンティストを目指すのか」「どのような仕事をしたいのか」によって就職先を決めることが重要です。
事業会社
データサイエンティストの職場の候補として、自社のサービスや製品を取り扱う事業会社が考えられます。会社に蓄積された膨大な業務データを活用し、既存製品の改善や新規事業の立ち上げなどに役立てます。ほかにも、新商品やサービスの開発に携わる機会があるかもしれません。そのため、自社を深く理解したうえで業務を進める必要があります。公開して終わるのではなく、その後の成果も見守ることができるでしょう。ほかにも、データの解析を活かして事業戦略や企業の意思決定に関わる機会があるかもしれません。経営判断や営業改善などに貢献できれば、直接業務に役立てる実感を感じやすいでしょう。企業カルチャーによって任せられる業務の範囲は変わりますし、そもそも、どの業界に就職するかによって仕事内容や学べることが大きく異なります。
データ分析会社
データを専門的に扱う会社もあります。さまざまなクライアントからデータ収集や加工、分析などの業務を受託しています。たとえば、通販サイトの売上などの顧客に関わるデータの分析や分析基盤の構築などを引き受けています。顧客によって関わる業界は変動しますが、データ関連の業務を専門に携われるでしょう。情報収集や実務に集中しやすい環境は整っている場合が多いため、データ分析の専門性やスキルを高めたい方におすすめです。また、実用的な解析ツールを知ったり、幅広い業界の知識を身につけられる可能性があります。ビジネス面よりも、数学やデータ解析、統計などのスペシャリストとして経験を積める機会が多いでしょう。
コンサルティング会社
一方でビジネス的な考えを持ちながら、クライアントの問題解決に携わりたいのであれば、コンサルティング会社に勤める選択肢があります。顧客にヒアリングした課題を解決に導くために、要望を取り入れながらデータを活用し、問題解決に取り組んでいきます。
専門家ではない顧客に対して提案する必要があるため、解析したデータを視覚化したり、分かりやすく説明したりするスキルを求められます。また顧客を担当する場合は、さまざまな人とコミュニケーションを取ることになります。そのため、プレゼンテーション能力やビジネスの基礎知識、論理的思考などを身につけていきたいところです。加えて、顧客の業界知識、経営戦略といった幅広い知識を学び勉強することも大事です。そういった学習の努力とプレッシャーを乗り越え、成果を上げることができた暁には、大いにやりがいを感じる魅力があります。